自分は何がしたかったのか?~サロン・ド・ダディをはじめたきっかけ1
こんにちは、サロン・ド・ダディです。
今回はサロン・ド・ダディを始めようと思った、ここに至るまでの歴史を私自身の記録としても書き記しておきます。全3回の予定です。
時は2017年
私は仕事で完全に行き詰ってました。
私が勤めている会社は今の日本ではほとんどみられなくなってしまったであろう、日本の雇用形態が脈々と続いている老舗の企業です。
新卒入社時の給料もよく、残業もあまりなく、世間ではホワイト企業と呼ばれる会社でした。
が・・・
当時の仕事内容は自分自身に裁量権はほとんどなく、上から来る仕事を指示通り正確にこなすことが求められていました。毎日毎日ほぼ同じ作業の繰り返し、意見やアイデアは全く通らず、悶々とする日々でした。
仕事の成果物は日本中の医療従事者の役に立つものでしたが、やりがいを感じることはできなくなっていました。
不眠のような症状が出始め、ある日平らな地面にまっすぐ立っているはずなのに、身体が斜めになっている感覚を覚え、
7月のある日心療内科へ・・・
正常ではない状態との診断を受け、仕事を減らされ、毎日定時に帰る日々。当時はそこそこ忙しかったのですが、それが急に暇になりました。
ちなみに家では長男が生まれる直前で妻は妻の実家に里帰りしていました。
仕事は上の空、帰ってもなにがしたいのか分からず、家で一人堂々巡りする日々でした。
ちょうどその時に、大学の後輩からの声がけで数年ぶりに師匠に会うことになりました。
師匠からは「お前が鬱とかどうした~???ありえないし」と言われました。自分でも絶対ないと思っていたのですが、残念ながらあったんです。
その後は会社と家庭以外の居場所ができ、師匠の下で少しずつ自分が本当にやりたいこと、自分の人生で生きる目的、いわゆるミッションは何だったのか?を見つめなおしていきました。
大学院生のとき、師匠の下で学んでいた時には確かにつかめていたはずなのに、何不自由ない社会人生活を送るうちに、自分の声に蓋をして聞かないようにして、楽なほうへ楽なほうへと進み、気づいた時には何がしたかったのかわからなくなりました。
そしてあの日、自分の心の奥底からのメッセージとして身体に症状が出たのだと思います。
その後は無事に長男が生まれ、身体の症状も治まり、自分自身を内観し、自分が本当は何がしたかったのかを見つめなおしました。
以前は掴んでいた、心の奥から湧き出るような感動、そして使命感のようなもの。それを自分のようにメンタルを崩して遠回りして気づくのではなく、若いうちから気づけるようになったらいいと考え、立ち、100人以上の前で決意表明のプレゼンをし、実際に講座を開講し、仲間を集めました。
辛いこともありましたが、とても充実した日々でした。少しではあるけども、一歩ずつ確かに進んでいる感覚がありました。
しかし、その裏で少しずつ家庭という氷が割れ始めていましたが、私はそれに気づいていませんでした。
つづく
親父の背中と限界突破が強い男を育てる
こんにちは、サロン・ド・ダディです。
今回は男の子の育て方について、私が師匠から教わったことをまとめます。
師匠から教わった時はちょうど長男が生まれたときで、一生懸命学びました。先月生まれた子どもも男の子。学んでて良かった・・・。
父親の立ち位置、父親の強い背中が強い男を育てる
幼児教育25年の師匠は以前からよく「最近の母親は男の子を育てるのが苦手」と話していました。
昔から言われてて、今もよく言われることとして、「娘は母をコピーして育つ」というのがあります。
だから母が常に明るい人であれば、娘は明るく育つ。母がしっかりしていれば、娘もしっかり屋さんになる、母自身が輝き生きれば娘もそうなるということです。
じゃあ男の子は父をコピーして育つかというと
残念ながらそうはならないようです。
「重要なことは父親の立ち位置」と師匠はいいます。
家庭の中での序列が、男の子を育てるのには重要です。
こういうとサルやゴリラのようですが、人間も元々サルですから、そういうところがあるのかもしれません。
息子にとって最初の恋人は母親といわれます。でもそのまま本当の恋人のようにしていたら、息子はずっと親から自立できません。
逆に母親の恋人は誰でしょう?
もちろんお父さんです。
母は「私の好きな人は夫」であることを息子に見せないといけません。また父親も大切な妻を笑顔にし、守ることを息子に見せないといけません。すると息子は父をライバル視して、親父を超えてやる!と強くなってやる!となるわけです。
ここで息子がかわいそうだからと、なにもかも息子優先にしてしまうと・・・
家族という群れの中で、息子がボスになります。
それは母から自立できない男の誕生です。父親が叱っても、5歳の時に追い出された昔のボスという扱いをされて、親の言うことに聞く耳を持ちません。
家庭の中では父親がボスであるということを息子にみせていかないといけません。令和の時代に昭和の家庭かよというツッコミがありそうですが、知り合いの家族にその事例を見ているので、その通りなんじゃないかなと個人的には思います。
また最近、反抗期に反抗できない子どもが増えているといいます。それは父親が家族のボスであり、そのボスに若いオスが立ち向かっていくという構図がなくなったからではないでしょうか。思いっきりぶつかれる父親が少なくなっているのではないでしょうか。
反抗期に思いっきり反抗できないと、自分の頭で考えて行動する人間になりません(この辺の話はまた別の記事で)。
父親がボスですから、親子で寝るときは真ん中が息子ではありません。
父親/母親/子どもたち、という順序です。
とにもかくにも父親の位置を明確にすることが重要です。
父親たちも家庭の中で小さくまとまらないようにしたいですね。
次に大切なのが「限界突破」です
強い男とは壁が出てきても乗り越えられる男です。限界が見えてもそれを超えていける男です。
小さい時からそのような経験をさせるためには、「下駄を履かせないこと」「言葉は優しく、はげましつつも在り方は厳しく」が重要です。
下駄を履かせないということは、かわいそうだからとハードルを下げないということです。
そして何度もチャレンジしてうまくいかないとき、優しい言葉ではげましつつも、在り方は厳しくする。「うまくできなかったんだね。そうなんだね。頑張ってるんだね。じゃあもう一回チャレンジしてみよっか。」みたいな。言葉は優しいけど、結局はチャレンジさせていく在り方が重要です。
そしてチャレンジがうまくいったら、すごい!と褒める。
特に考えと行動について褒める。
スゴイ!と言われたら、次はもっと難しいことを大きなことに挑戦して喜ばせたいと男の子は思うのです。大人になっても大体同じです。
これもいずれブログにまとめますが、
男の子の育て方は男性の扱い方と同じです。
5歳の男の子と50歳のオジサンは本質的には一緒です。
強い男の子を育てる母親は職場でも男性の部下をうまく育てられます。
男の子の育て方のポイントは他にもありますが、まずはこの2つ意識してみてはいかがでしょうか。
どんな時代にも生き抜く力を
9/28の土曜日の午後に初めての茶話会を開催しました。
今回はたまたまうちの長男が保育園の登園日だったり、まだお子さんが0歳2ヵ月だったりということもあって、父親だけが集まって色々な話をしました。
家での家事分担、育児へのかかわり方
100の家庭があれば100のやり方がある。
それぞれの家庭でのやり方を聞くのは楽しかったです。そんな風に分担しているのかとか、きれいに掃除しても気づいてくれなくて・・・というパートナーへのちょっとした不満があったり、授乳以外はほぼ全て私がやってます!というところもありました。
今は夫婦共働きが当たり前になっている時代で、家事をどのように分けるのかというのは大事なことですよね。
以前、私の師匠は家事の分担についてこんなアドバイスをしていました。
子どもがいないなら、男性がすべての家事をやって女性がお金を稼ぐというのは成り立つが、子どもがいると中々そうならない。
男性が全ての家事をやっている状況だったら、少しずつでいいので女性にもお願いするようにしたほうがいい。なんでもかんでも男性がやっていると女性の活躍の場を奪うということにもなる。女性が全てをやる必要はないけども、男性の苦手意識が強い家事はあまりやらせないほうがいい。生命力が下がってきてしまう。
などと仰っていましたね。
実際に、私の仲間にお金も稼ぐし、授乳以外の育児・家事は全部やっているという男性がいましたが、パートナーからは足りない、足りないとどんどん求められ、窮地に陥っていました。
男性の方が全てこなすのはレアケースですが、考え方の一つとして頭に入れておくといいと思います。
どんな子どもに育てたいか?どんな育児をしたいか?
これも盛り上がりました。
色々な話がありましたが、共通してたのは
「どんな時代であっても、生き抜く力をつける」ことでした。
その一つにその子「らしく」育つことがあるんじゃないかなと私は思っています。その子のありのままを認め、受け入れてあげることが「生き抜く力」になっていく。
最近読んだ「21世紀の男の子の親たちへ」という本は、これからの男の子の育て方について、男子校の先生たちのアドバイスを基に書いてあります。
私の高校の先生も名前がありました。
そこでは「そこそこの知力と体力」「やり抜く力」「自分にはない能力をもつひととチームになる能力」がこれからの時代を生き抜く力であると記述されています。
三つ目の力は自分軸で生きること、自分「らしく」生きることができなければ、育てられないように思います。
そのためには、その子のありのままを認め、受け入れてあげることが何より重要です。
模索する父親たち
夫婦共働きが当たり前の時代になり、父親も家庭や育児に積極的にかかわるようになってきました。
現在、女性が結婚相手の男性に求めるものは1位は人柄です。2位は経済力ではなく、家事・育児の能力です。3位は経済力と相手への仕事の理解、です。
間違いなく、自分の父親世代と今の父親たちが求められている能力は違います。
ということは自分の父親に、親父こういうときどうした?とか聞いてもロクな答えは返ってきません。「仕事してたくさん稼いでくればいいんだよ」という答えしか返ってこないかもしれません。しかしもうそれでは通用しないのは明らかです。
インターネットで情報を探し、本を読み、妻から助言をもらって、一生懸命関わろうとしているのが今の父親たちではないでしょうか(まあ、空回りして、めちゃ怒られることもたくさんあって・・・)。
茶話会では、それぞれの父親たちの模索している内容がシェアされました。
父親同士の話がとにかく楽しかった・・・
今までの自分の経験のなかで、父親同士で育児について話すことがほとんどなく、今回の茶話会での経験は非常に貴重なものとなりました。また、「男にしかわからないこと」を話して、笑いあって、互いの情報交換や悩みの相談をしあって、というのがとにかく楽しかったです。来月もやります。
来月は10/26(土)の予定です。
物への認識が自他の区別を作る~1歳の躾~|
今回は1歳のときに教える躾をお伝えします。
1歳の時は物への認識をものつことが大事。そのための魔法の言葉があります。
それが「そっと」です。0歳は「待つ」、1歳は「そっと」です。
例えば、保育園で靴を玄関に置くとき、「そっと、くっく(靴)置いてね。」とか
子どもがコップを持ちたがったら、「そっと、コップ持ってね。」とか、
この「そっと」という言葉で、子どもは物への認識を深めていきます。
元々赤ちゃんのときは「我は全なり」という状態で、自分とそれ以外の区別ができません。特にお母さんと自分は同じであるという感覚を持っています。
そのために、意図なく物を雑多に置いたり、物を踏みつけて歩きます。
物を「そっと置く」行為は「物に自分の意識を向け、認識する」ことにつながります。
これを感覚統合といいます。
自分以外の物を認識して行動することは、人の話を聴くための最初のステップです。
物を踏んで歩く。投げる、たたく、話を聴かない、本を見ようとしない。3歳ごろになってもこのような様子がある場合は、「そっと」が身についていません。
本をそっと置くこと、靴をそっと置くことで自分の身体と物との距離感を掴み、物への認識を深めることができます。
その結果、自分の身体を自分の思うままに動かせるようコントロールできるようになります。
0歳は待つ、1歳はそっと、1年に一つずつ教えていきます。
難しく考える必要はなく、本当に大事な少しのことをきちんとやっていく。
また1歳児になると自分の世界が一気に広がります。
0歳児では自分の周囲と目に見えるところだけが自分の世界でしたが、1歳児では見えないところに歩いて近づいて行って、見ることができます。
これから年齢があがるにつれて、世界はどんどん広くなっていきます。
その時に大事なことは、いろいろなことを体験させること。手を触れて、素足で踏むような感覚をたくさん身につけること。本当に危ないこと、後遺症が残るようなことはもちろんダメですが、そうじゃなければ多少の痛みがあっても経験させること。
先日、実家で妹の子ども(8ヵ月)がずり這いしながら、低い机の下に入っていきました。
「あ~、頭ぶつけるだろうなぁ」私も妹もその場にいた私の両親も思っていましたが、特に危険を避けるようなことはしません。結果、「ゴツン」「びゃあああああ」
お約束ですね。
でもその体験、経験がその子の感覚を作っていきます。
何でもかんでも危険だからと避けるのは良いことではないと思います。
失敗しそうだなぁと思ったら、失敗するまで見守る。その失敗がその子を強くするのではないでしょうか。
親である私たちが子どもの経験泥棒にならないようにしていきたいですね。
「待つ」こと、それが最初の一歩
先月生まれた次男はお陰様ですくすくと育っています。
長男は1ヵ月健診の時に看護師や医師から「おっきぃぃぃ!!!」という褒め言葉をいただいていますので、次男も普通より大きくなるのでしょうか。
とにもかくにも元気で育ってほしいことを願います。
さて、今日は0歳児の躾(しつけ)についてお伝えします。
0歳児からも躾(しつけ)がある
躾といっても、何かを教え込むというよりは人として、その子「らしく」生きていくのに必要な本質的なことをじっくり伝えていくという感じです。
師匠はしつけとは自己を律する力(自律)、自他ともに肯定する力(自信)、責任をとる力(自立)を育てることだといいます。
1年の間に1つを7~8歳ごろまで(合計8つほど)に身につけさせれば、その子「らしく」生きていくことができます。
まずは「待つ」こと、0歳~1歳までゆっくり時間をかけて教える
赤ちゃんはおっぱいが欲しい時、おむつが汚れているとき、泣くことで母親を呼びます。0~4ヵ月ほどではあまりみられないかもしれませんが、少し大きくなってくると、自分に注目してほしいがために泣くことがあります。
例えば、赤ちゃんのそばで何か仕事をしていて、そこに急な来客があって、玄関のほうに向かうと赤ちゃんが泣きだすなどです。
その時、すぐに赤ちゃんの方に向き直して抱っこしに戻るのではなく、声掛けしながら、少しの時間をあえて待たせる。
「ちょっと待っててね、すぐ行くからね~」と子どもに意識を向けて、声をかけながら、少しずつ待たせる時間を延ばす。
大事なのは絶対に無視せず、子どもに意識を向け続け、声をかけることです。
自分は赤ちゃんというのは言葉をしゃべれない、自分たちと同じ人間だと意識するようにしています。赤ちゃんだから、きっとわからないだろう、伝わらないだろうとは考えないようにしています。
実際、言葉を発せなくても子どもはちゃんとわかっています。お腹の中にいるときですら、誘発剤打ちますと医者に宣言されたら急に降りてくるのだから、きっとわかっているんです。
この「待つ」ということは「小さな我慢」を覚えることです。
2歳になると自分の思うようにならないことに対して、怒りをぶつけます(うちの長男はまさにこの状態)。親に対して自分の我(が)を通そうとします。親が自分の思い通りに動かないことに怒ります。
これは親と子の関係が逆になっています。「小さな我慢」を重ねていくことで解消されていきます。
首が座って、少し大きくなってきたら「待つ」ことを教えてみてください。
お知らせ
9/28の14時より、父親と子どもで参加するお茶会を企画しています。
こちらのブログをみて、ご興味があればぜひお申込みください。
第0回 父と子が参加する茶話会を開催します
約1ヵ月ほど前から、私自身の勉強とまた経験の共有のためにブログにて、パートナーとの関係や育児に関することについての発信を始めました。
途中、第二子誕生もありながら、何とか3,4日に1度ペースでブログを書くことができております。
ブログを読んでくださる方には大変感謝しております。ありがとうございます。
元々このブログを始めたのは前述の通り、私自身の勉強のためでした。男として、夫として、父としての家庭での在り方を模索していく中で、今でもうまくいってないこともあれば、勉強の中でうまくいったこともあります。
同じように悩んでいる人がいたら、その人の力になれるかもしれない。またその人たちの話を聞き、繋がり、壁を乗り越えることができたら、もっと成長できるかもしれない、そのような思いで始めました。
私の自己紹介でも書いていますが、男性はビジネス(経済力)やビジョン、志について学ぶ機会や場所はたくさんあります。しかし、結婚してからの家庭でのパートナーとの信頼関係の構築、家庭での在り方、ひとつの「家庭美学」というものを学ぶ機会はほとんどありません。またいくら父親がこんな風に子どもを育てたいと思っていても、父親向けの育児に関する学びも多くはありません。
そして私自身、そこですごく悩みましたし、いろいろな壁にぶち当たりました。そして勉強を始めました。そこで得たものはブログでもちろん発信していきますが、同じように見えても各家庭で見え方は違うものです。
そこで、このたび、ブログでの発信だけでなく、父親と子どもが一緒に参加する茶話会のようなサロンを開催することにいたしました。salon de daddyの名前の通りです。
参加者同士の子どもの面倒を一緒に見つつ、遊ばせ、父親たちには育児や夫婦関係の悩みを解決するようなプチ講座や子どもとの遊び方のレクチャーなどをざっくばらんに話せるような茶話会です。
子どもと一緒に参加することで奥さんにいつもよりも自由な時間を作ってあげることができます。
会場はとある幼児教室を借りる予定です。幼児教室ですから、布団もありますし、好奇心を満たすような知育玩具もたくさんあります。
茶話会の中で皆さんからの要望・意見を拾い上げて、みんなが「知りたい」「あったらいいのに・・・」を形にしていきます。
キャッチコピーは
妻を「笑顔」にする男のサロン・ド・ダディ
まずは実験的な企画としてのサロンを開催します。以下日時の詳細と申し込みのリンクです。
<日時>
2019年9月28日(土)
14時~16時頃まで
<費用>
場所代と軽食代をみんなでシェアします。
どんなに高くても2000円程度です。
<場所>
サロン・ド・ダディ 池袋サロン
池袋西口より徒歩5分程度です。参加される方に詳細な住所をお伝えします。
<申し込みページ>
よろしくお願い申し上げます!
女性の笑顔が子を育てる~女性を笑顔にする男になる~
8/28の正午過ぎに新しい家族を1名迎えることになりました。
今回も出産に立ち会いました。赤ちゃんが出てくる瞬間は2回目とはいえ、とても感動しました。
生まれてくれてありがとう。私たちを選んでくれてありがとう。
前日の27日深夜に破水して、すぐに病院へ。経産婦のお産は一般的には早いと両親学級でも言われていたので、すぐに産まれるのかなぁと思っていたら、中々陣痛が来なくて助産師さんからも旦那さんは一度帰って仮眠したほうが良いのではと言われました。
病院でも畳を借りて仮眠はしていましたが、あまり眠れませんでした。
しかし家について仮眠を取ろうとちょっと眠ったそのときに、妻から陣痛の間隔が短くなってきたと連絡があり、また病院に戻りました。
それでもやっぱり陣痛が中々こなくて、産婦人科医からは正午までこなければ促進剤を打ちますとの宣告がありました。
宣告された途端、急に陣痛が来るようになってお産の体制に
赤ちゃんって不思議なもので、もうこれ以上お腹の中にいれないんだなぁっていう状況を察したようです。
実は長男の時にもお盆に入ってしまうから、この日までに陣痛来なかったら促進剤打ちますと宣告されて、やっぱり直前に陣痛が・・・。
分かってるんですね。
今回は大きな病院の産婦人科ということもあって、助産師さん、看護師さん、産婦人科医(フェロー、レジデント含め数名)、NICUの小児科医など複数の方々の手厚いサポートの中での出産でした。
最近は夫が出産に立ち会うことが増えてきました。出産に立ち会ったほうが女性も男性が父になることを実感できるし、男性自身も自分が父親なんだという自覚がすぐに芽生える気がします。
立ち会うにあたって、出産のときにはかなりの出血となる場合があります。へその緒や胎盤の処置も手術などを見たことがない人にとっては相当来るものがあります。
慣れていない人は奥さんの手を握って、奥さんの顔だけを見守ってあげてください。
出産のとき、男性は無力です。でも、そばにいるだけでもいいという声を多く聞きます。できる限り出産には男性がそばについてあげたほうがいいと個人的には思います。
さて、0歳児の子育てがまた始まります。
子育てにおいて大事なことは色々ありますが、男の子でも女の子でも大事なことがあります。それは
お母さんが笑顔であること
小さな子どもにとっての幸せはお母さんが幸せであること。
お母さんが幸せであると子どもが感じるのは、いつもニコニコ笑顔でいることです(特に男の子には)。
25年間幼児教育、両親教育に携わってきた師匠はいつも言っています。子どもがその子らしく育つためにはお母さんがいつもニコニコしていることが最も重要だと。
そのために男性(夫)はどう在るべきか・・・
妻を心から尊敬し、妻を笑顔にすることを肝に銘じる
先に言います。自分のことは棚に上げてます。自分が出来ているとは全く思いません。それでもできる限りこうしようと心がけています。
今の育児は昔のようにおじいちゃん、おばあちゃんが家にいません。
保育園に預けて仕事ができるようになればまだしも、子どもと二人っきりだと子どもとの関係しかありません。
さらに家事もやる、しかもそれが当たり前のような風潮すらある。
仕事をしている男性には休日がありますが、育児にはありません。友人知人が周りにいる環境ならまだしもそうでなければ、本当に子どもと二人っきり、共感されることも承認されることもありません。
遅く帰ってきた旦那には「ああしたらいい、こうしたらいい」と文句を言われるときもあります。わたしもそうでした。
女性を笑顔にする。その第一歩は「話を聞く」です。
男性へ、自分の意見は抑えようっていうか言わない、まず共感して話を聞こう、ほとんどの場合、解決策は求められてません。
うまく共感できないなら、「君はどう思う?」と奥さんに質問するのはアリです。ここに書いた時点でうちではナシになる可能性ありますが。
ほんとにこれが大事。
女性にとって話を聞いてくれた時間の長さが愛情の指標の一つです。
仕事のことは家庭に持ち込まず、話を聞こう。
仕事をうまく切り離せられないなら、帰宅前に30分ジムで筋トレしよう(大抵はこれで切り替えできます。ほんとに)。
女性が笑顔になれれば、子どもはその子らしく育ち、世の中に貢献する子どもを育てることができます。まだ子育て中の私がいうことじゃないかもしれませんが、私はそう信じています。
女性が笑顔だと男性は自信がつきます。
女性の笑顔のために自分はどう在るべきか。一度考えてみてはいかがでしょうか。